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他車運転特約

名称については、他車運転危険補償特約と呼ばれる場合もあり、契約車両の被保険者が、他の車両で事故を起こした場合でも補償する特約です。この特約は基本的に自動付帯で、あえて付けるような特約ではありません。

しかしながら、非常に大切な特約なので、内容を理解して正しく利用するようにしましょう。多いケースは、自動付帯であるがゆえに、他車運転特約の存在を知らず、保険金を受け取らずに自己負担で賠償してしまうパターンです。

■他車運転特約がない場合

他車の車を運転する機会があるとすれば、友人や知人の車になるでしょう。もし事故を起こしてしまった場合、借りた車の自動車保険で補償を受けられますが、問題は事故を起こした後にあります。

借りた車の自動車保険を使えば、等級が下がって友人や知人が保険料の増額分を支払わなくてはなりません。それでも、単に保険料の増額分を、自分で負担してあげれば済むと思うでしょうか。

本来は等級が上がって負担減になるはずが負担増になり、等級の遅れは20等級に到達するまで続きます。しかも、事故有係数によって、数年は大きな負担増なので、増額分の合計額はかなり大きくなります。

■他車運転特約の適用条件

他車運転特約で補償を受けるには、他車を「運転」している場合で、駐車中・停車中は含まれません。借りた車で起きた駐車場での事故については、補償されないので注意しましょう。

また、他車運転特約では、記名被保険者、記名被保険者の配偶者、記名被保険者と配偶者の同居の親族、記名被保険者と配偶者の別居の未婚の子が対象です。しかし、年齢条件や運転者限定特約によって、契約車両の補償対象から外れていると、他車運転特約の補償対象になりません。

例えば、同居の子供に親の車を運転させず、年齢条件や運転者限定特約で補償対象から外していても、子供が免許を持っていれば、友人の車でドライブすることは十分にあり得るでしょう。そこまで考えて加入するのが自動車保険であり、子供が車を所有していなくても、他車運転特約が適用されるようにしておくべきです。

■他車の損害にも適用される

借りた車を運転して起きた事故であれば、車両に対する損害でも補償を受けられます。特に起こした事故が自損事故なら、修理して返すのが当然ですし、自分の車の車両保険と同様に使えるのはありがたい特約です。

実際には、対物賠償責任保険から支払われるのですが、補償されるのは他車の価値を上限とします。ただし、車両の損害に対応していない保険会社もあるので要チェックです。

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