賢く節約!くるまの保険

自動車保険に興味を持った人のための情報サイト

*

傷害事故の消極損害

傷害事故による消極損害は、傷害によって労働機会や労働能力が失われ、収入を得られなくなった、または収入が減少したことに対して発生します。消極損害は、傷害が完治するか後遺症を残して後遺障害等級が認定されるかによって、次のように異なります。

・完治する傷害:休業損害

・後遺障害等級が認定された傷害:休業損害+逸失利益

ここでは、休業損害について説明しますが、後遺症が残ったからといって、休業損害の他に逸失利益が支払われるとは限りません。逸失利益は後遺障害等級に応じて支払われるため、後遺障害等級に認定されるかどうかが、発生の分かれ目になります。

■傷害事故の収入と休業日数

事故当時の被害者の収入に、休業日数を掛けて求めます。問題になるのは、収入の算出と休業日数のカウントにあり、給与所得者なら勤務先に休業損害証明書を作成してもらう事で、休業損害を合理的に算出可能です。

休業損害証明書がある場合、給与管理と勤怠管理をする勤務先が作成することで、収入の他にも、入院中は全休、通院中は全休・半休・遅刻・早退などで正確に休業日数もカウントできます。では、自営業や家事従業者ではどうするのでしょうか?

まず、収入については、自営業者なら確定申告書、家事従業者では収入証明が無いので賃金センサスから基礎収入を求めます。続いて休業期間は、入院のように明らかに仕事ができない状態なら1日とカウントできますが、通院になると、休業日数のカウント方法は柔軟に扱われます。

例えば、通院はしていないが自宅療養を余儀なくされる場合、自営業者や家事従事者は、労働の一部を行えるかもしれません。回復状況に応じて、日々労働の割合が増えていく状況は十分に考えられます。

しかし、回復状況を毎日調査し、詳細に休業損害を算出することは実質的に不可能なので、治療期間に対して一定率や段階的に休業損害を減額していく方法、被害者が請求して、妥当な範囲で認める方法、通院日を1日とカウントする方法などが用いられます。通院日を1日とカウントする方法では、本来は回復が進むほど通院日の損害は少ないのですが、通院日以外の損害を認めないことで調整されています。

 - 交通事故への対応, 傷害事故と損害賠償

最も特典が魅力的な代理店で契約することをオススメします↓




最も特典が魅力的な代理店で契約することをオススメします↓




  関連記事

no image
交通事故と行政処分

交通事故が、交通違反を同時に起こしていることは非常に多く、刑罰(刑事上の責任)、 …

no image
逸失利益と基礎収入

人身事故では、被害者が死傷しなかったと仮定して、得られたはずの利益(逸失利益)が …

no image
レンタカーでの交通事故

日本全国を自分の車で旅行するのは難しいので、現地でレンタカーを借りることもあるで …

no image
交通事故の被害者がすべきこと

交通事故の被害者になるか加害者になるかは、事故後にどちらの過失が多いかによって決 …

no image
傷害事故の積極損害

傷害事故での負傷により、被害者が受けた損害のうち、治療費等で実際に掛かった費用を …

no image
逸失利益と労働能力喪失率

労働能力喪失率とは、後遺障害で逸失利益を算出するときに使われる数値で、人身事故が …

no image
特定違反行為の基礎点数

  違反の種類 基礎点数 運転殺人等 62 運転傷害等(治療期間3ヶ月 …

no image
休業損害の考え方

人身事故での傷害の程度が重く、入院などで働けなくなった期間は、休業損害として損害 …

no image
物損事故と人身事故の違い

物損事故(警察では物件事故)は物に対して、人身事故は人に対してという簡単な違いは …

no image
後遺障害等級の認定

後遺障害は個別の事例で症状が異なり、一定の基準で判断するべきではありません。しか …