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人身事故後は逮捕か書類送検

物損事故では民事扱いになるため(故意なら別)、警察は物件事故報告書を作成するのみです。しかし、人身事故では自動車運転死傷行為処罰法の適用があることから、警察は実況見分を行って実況見分調書を作成します。

それ以前に、事故後に逮捕されたりされなかったりと、加害者の扱いが事故によって違うのは何故でしょうか?被害者心情としては、すぐに逮捕して欲しいと思うかもしれませんが、逮捕するかどうかは、逃亡の恐れがあるか証拠隠滅の恐れがあるかなど、悪質性が疑われ身柄確保が必要とされる場合に限ります。

■逮捕という言葉が持つ誤解

一般に、逮捕という言葉では、逮捕された人が犯罪者であるというイメージを持ちます。実際にも、ニュースで見る事件では、捜査の結果で逮捕される例が多いので、逮捕された=犯罪者と思われるのも無理はありません。

ところが、多くの人が聞きなれていながら誤解しているのは、逮捕されるのは「容疑者」である点です。有罪にならなければ、容疑者も犯罪者ではありません。逮捕されて犯罪者なら、誤認逮捕も全て同様の扱いになってしまいます。

有罪になるのは裁判の結果ですから、検察官が起訴して裁判が開かれ、そこで有罪判決が出て、上訴が無く判決が確定して初めて刑も確定します。ここで大切なのは、起訴するのは検察官で警察官ではない点です。

つまり、警察に逮捕されても逮捕されていなくても、起訴前なので状況は変わらないということです。逆に言うと、逮捕の有無とその後の裁判で有罪になるかどうかは、全く別なのです。

■書類送検と逮捕は何が違う?

ニュースでは逮捕と出てこない代わりに、書類送検したという報道も聞かれます。そこで、書類送検=逮捕するまでもない軽い犯罪のように感じてしまいますが、前述の通り、逮捕は逃亡や証拠隠滅の恐れがある場合、書類送検はその恐れがない場合という違いでしかなく、結局どちらも検察に事件が送られる点(送検、検察官送致)は同じです。

逮捕された場合、48時間以内に身柄と捜査資料が検察に送られ、これを身柄送検と呼んで書類送検とは区別されています。身柄+書類送検が身柄送検だと思えばわかりやすいでしょう。

身柄送検は書類送検を兼ねているので、逮捕して身柄送検でも、逮捕しないで(もしくは釈放して)書類送検でも、検察官に送る結果は変わらず、両者は犯罪が疑われる事件である観点からは何も変わりません。逮捕の方が重罪のイメージが強いのは、発覚を恐れて逃亡や証拠隠滅があるような、悪質な事件が多く、なおかつ警察が動いて捜査があり逮捕されたからということです。

交通事故の場合、事故現場に到着した警察官が、逮捕の判断をしますので、過失を認め連絡先を素直に話し、反省があって逃亡の恐れもなければ逮捕されません。しかし、書類送検によって、後日検察から呼び出されることもあります。

■検察からの呼び出し

検察は、起訴するかどうかを決めるために、被疑者を呼び出して事情聴取します。検察の呼び出しに対し、応じずに出頭しないこともできますが、その場合は逃亡や証拠隠滅の恐れがあるとして、逮捕を請求される理由ができてしまうのでやめた方が良いでしょう。

事情聴取の結果、事実と認め起訴される場合の多くは、略式起訴になり罰金刑に処されます。罰金を支払ったからといって、行政処分(免許に対する処分)や民事上の賠償責任とはまた別です。

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