車両の特殊性に対する割引
自家用の乗用車ではあっても、割引の対象になる場合があり、それはエコカー、福祉車両、新車の3つです。これらは特殊な車両というものではないですが、絶対量が多い他の車と区別するために特殊性としてまとめました。
■エコカー割引
エコカー(低公害車)は、今では特殊な車両ではないですが、減税制度が用意されているように、政策として普及に取り組んでいる背景があります。また、電気自動車など、事故時に爆発するリスクが、ガソリンを始めとする燃料を使う車両に対して軽減されることからも、保険会社が割引の対象にしています。
エコカー割引の対象は、保険会社によっても異なり、次のような自動車が適用されます。
・ハイブリッド車
・電気自動車
・圧縮天然ガス自動車
・メタノール自動車
・その他保険会社が認める低公害車
■福祉車両割引
福祉車両とは、体が不自由な人や高齢者を医療施設や介護施設等に送迎するために、専用の構造や装置を備える車両の広く一般を指します。しかしながら、自動車保険における福祉車両は特定の要件に限定されています。
・消費税が非課税である
・車検証上の車体の形状が身体障害者輸送車
・車検証上の車体の形状が車いす移動車
・車いすの昇降、固定が可能で補助装置が付いている
こういった要件の1つ、または複数を満たしていると福祉車両として取り扱われ割引を受けられます。また福祉車両割引とエコカー割引を同時に適用できない場合が多く、福祉車両割引と新車割引も同時に適用できない場合もあります。
■新車割引
車検証に記載の「初度登録年月」が、一定の期間以内であれば適用されます。車の購入日や納車日ではないので注意しましょう。
最も多いのは、初度登録から25ヶ月以内という設定ですが、初度登録年月を基準にしており、最初のオーナーであるかどうかを問われないので、型式の新しい中古車でも受けられる可能性があります。
最も特典が魅力的な代理店で契約することをオススメします↓
最も特典が魅力的な代理店で契約することをオススメします↓
関連記事
-
-
保険料の相場
自動車保険の保険料には、相場というものがありません。なぜ相場が無いかというと、保 …
-
-
全損時諸費用特約
全損時諸費用特約というのは、車両保険に付けられる特約で、自分の車両が全損状態のと …
-
-
安全装置に対する割引
車の安全に関わる様々な装置は、事故のリスクを抑えるだけではなく、事故が起こっても …
-
-
セカンドカー割引
2台目以降の自動車保険において、場合によって利用できるのがセカンドカー割引です。 …
-
-
保険料の変動
自動車保険の保険料は、契約内容を変更したとき、等級が上下したとき、型式別料率クラ …
-
-
保険料の節約
保険の原理から言って、少ない保険料で手厚い保険金を期待するのは無理があります。し …
-
-
保険料と記名被保険者
自動車保険の補償の中心となり、保険料算出の基礎になるのが、記名被保険者と呼ばれる …
-
-
保険料の算出方法
現在の自動車保険は、リスク細分型と呼ばれる、加入者のリスクを次のような要因に細分 …
-
-
保険料の支払方法
自動車保険の保険料は、年額で3万円程度~10万円程度と幅広いですが、いずれにして …
-
-
他車運転特約
名称については、他車運転危険補償特約と呼ばれる場合もあり、契約車両の被保険者が、 …
- PREV
- 安全装置に対する割引
- NEXT
- 盗難防止装置割引