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国土交通省の無保険車対策

自動車を運転する上で、車検と自賠責保険はセットのようなもので、車検切れになると自賠責保険も切れているのが通常です。どちらも切れた状態で走行すると違法ですが、意外にも車検切れや自賠責保険未加入でそのまま走っている車は多く存在します。

自覚して無保険で走っているとしても、交通事故を起こしたときの損害賠償は発生しますから、被害者は困ってしまうでしょう。無保険車に乗るくらいなので、元々賠償できるだけの収入がなく、無いところにいくら請求しても無駄だからです。

そこで、無保険車の場合には、政府保障事業によって被害者への損害賠償は弁済され、加害者に請求される流れになります。ところが、政府保障事業による弁済は年間10億円にもなるとされており、無保険車対策が長年の課題になっていました。

■以前から行われている無保険車対策

・街頭での取り締まり活動

道路上で、車両の運転者に自賠責保険証明書を提示させ確認します。車検証と自賠責保険証明書は、車検証入れなどで一緒に携帯しているので確認は容易です。未加入があれば指導されます。

・駐車見回りによる監視活動

駐車監視員・指導員が見回ることで、特に原付や二輪車の無保険車発見に成果があります。駐車なので運転者がその場におらず、通知書を付けておくことで注意を促します。

・ハガキによる通知

自動車登録検査業務電子情報処理システム (MOTAS)の登録データから無保険車を割り出し、車両の使用状況と無保険による罰則等を知らせるハガキを送ります。

・通報窓口の開設

無保険車を発見した人が、任意で通報できる窓口を設置し、通報があれば保険加入について本人に確認、必要なら指導をしています。

■国土交通省自動車局の予算要求

街頭取り締まりや見回り等の人海戦術では、おのずと限界があることから、ナンバー読み取り装置・カメラで取得したデータを、MOTASのデータと照合して、無保険車を把握する仕組みの導入が検討されています。

平成26年度の概算要求において、無車検・無保険車対策に約1億5,000万円が計上されました。前年度比で倍になっており、従来の取組みの他にも、ナンバー読み取り装置・カメラによる、無車検車・無保険車の把握に取り組むと見られています。

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