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実況見分調書と供述調書

交通事故の記録は実況見分調書として残され、実況見分調書を見れば、事故までの経緯を知ることができます。そうでなければ、実況見分調書の存在意義はなく、第三者が公平に判断できるように記録されるからです。

しかし、当事者から事情を聴取しながら作成される実況見分調書であっても、警察が取調べを行って作られた調書ではなく、事故の記録に過ぎません。取調べによる調書として、供述調書が作成されます。供述は加害者と被害者に加え、目撃者や同乗者がいれば参考人としての調書が作られます。この供述調書は、実況見分調書と並んで重要なので、絶対に軽く考えないようにしましょう。

■供述調書作成の流れ

供述調書は、実況見分調書に添付される事故現場の見取図等を使い、供述人の供述を記録して署名捺印を求めるものです。つまり、その効果は実況見分調書の証拠能力を高め、記録に誤りが無いことを自ら認めることなので、当事者としては慎重に行わなくてはならないのです。

供述調書は取調べの書類であり、作成は警察官が行います。供述人は、提示された見取図等について説明を受け、誤りがないことを確認します。その他にも、警察官が説明や質問をしながら、供述人の供述に基づいて文書として残していきます。

供述調書が作成されると、必ず供述調書は読み聞かされ、記載に誤りがないことを確認されます。同意できるなら、署名し捺印(印鑑が無ければ指印)して終了します。

■供述調書に不服があるとき

警察官が供述通りに書いてくれないとき、または実況見分調書に不服があるときは、その場で申し出ないと、署名捺印した後では覆ることはまずありません。ですから、署名捺印の前に一字一句確認し、事実ではないなら訂正を求め、訂正に応じない場合には、署名捺印は留保して弁護士に相談するなどしましょう。

また、訂正の場合においても、訂正された(作り直された)供述調書ではなく、元の供述調書に追記して訂正させます。最近はパソコンを使って供述調書を作ることもあるため、訂正後ではなく訂正の事実を残して作成してもらうことも大切です。

■実況見分調書と供述調書の入手

加害者の起訴・不起訴にかかわらず、実況見分調書は開示請求が認められます。以前までは弁護士会からの照会や、裁判所からの文書送付嘱託で認められていましたが、より広く開示するようになったものです。

対して、供述調書においては、加害者が不起訴の場合は原則非公開になっています。一定の要件を満たすことで開示請求も可能ですが、そのハードルは高く極めて限定的です。

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