自転車の交通違反
自転車であっても道路交通法上は車両(軽車両)扱いなので、自動車と同じように罰則の規定があります。そして、自転車に乗っている人のほとんどが支払ったことが無い、罰金があることを軽視してはなりません。
あるアンケートによれば、8割を超える人が自転車に対する罰則を強化するべきとしており、実は歩行者にとって、自転車は危険極まりない存在であるとわかります。歩行者と自転車では、歩行者の損害が大きいために仕方がないですが、万が一に備えて自転車保険に加入しておく、または自動車保険でカバーするようにした方が良いでしょう。
自転車は車道通行
ほぼ認識されていない自転車の交通ルールとして、車道を通行しなければならないという原則があります。自転車道がなく、歩道と車道が区別された道路では、自転車は左側の車道を通行するとされています。自転車の歩道通行は、以下のように制限されています。
・道路標識等によって通行ができるとき
・運転者が高齢者、幼児、児童等であるとき
・車道または交通の状況から、安全の確保のためにやむを得ず歩道を通行するとき
上記のように歩道の通行は例外であるため、少なくとも成年(高齢者を除く)であれば、歩道を通行する機会はそれほどありません。となれば、心配なのは自動車との事故で、やはり保険についても考えなくてはならないでしょう。
交通違反と罰則
車両であるからには、自動車と同じように非常に多くの違反があります。全てを列挙するのは難しいので、代表的な交通違反を表にしてみました。懲役刑と罰金刑がある場合、悪質でなければ基本的には罰金ですが、それでも自転車で罰金を払った経験がないので、相当なダメージを感じるはずです。
違反の種類 | 罰則 |
酒酔い運転 | 5年以下の懲役または100万円以下の罰金 |
信号無視 | 3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金 |
右側通行 | |
一時不停止 | |
ブレーキの備付け違反 | 5万円以下の罰金 |
携帯電話・傘さし運転 | |
無灯火 | |
並進 | 2万円以下の罰金または科料 |
二人乗り |
最も特典が魅力的な代理店で契約することをオススメします↓
最も特典が魅力的な代理店で契約することをオススメします↓
関連記事
-
-
自賠責保険とは
自賠責保険は、車を買う時には必ず入らなくてはならない保険で、法律で義務化されてい …
-
-
自転車の飲酒運転
飲酒運転による、悪質な自動車事故による被害が取り沙汰された頃、同じように自転車の …
-
-
交通事故と労災保険
通勤中や業務中に災害を受けた場合、労災保険の対象になります。交通事故による怪我も …
-
-
自賠責保険の減額と免責事由
被害者救済を目的とする自賠責保険でも、被害者に過失がある場合には、一定の割合で補 …
-
-
フリートとノンフリート
自動車保険に加入したときに、ノンフリート等級別料率制度というように、「ノンフリー …
-
-
自動車保険には種類がある
自動車保険には、強制加入の自賠責保険と、任意加入の任意保険という2つの種類があり …
-
-
自賠責保険の仮渡金
自動車事故の被害者は、損害を受けた自動車事故の自動車の保有者(運行供用者)ではな …
-
-
自転車事故と立証責任
自転車事故で被害を受けたとすると、加害者である自転車の運転者に損害賠償責任を問う …
-
-
自賠責保険の加害者請求
交通事故の加害者は、賠償責任が当然ありますが、自賠責保険での補償は、加害者が被害 …
-
-
自動車保険と自動車共済
自動車保険と同じように、自動車事故に対して補償を行う仕組みに、自動車共済がありま …
- PREV
- 自転車事故と立証責任
- NEXT
- 保険料の算出方法