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保険料と記名被保険者

自動車保険の補償の中心となり、保険料算出の基礎になるのが、記名被保険者と呼ばれる存在です。記名被保険者の「記名」とは、保険証券に記載される被保険者のことを示し、被保険者という言葉には、補償対象になる家族なども含むため、記名被保険者として区別されています。

記名被保険者は、保険契約の車両を「主に使用する者」でなくてはなりません。ただし、記名被保険者が主に使用(運転)しているかどうかは、保険会社は確認しませんし、本当に良く使う運転者が異なっても、発覚する可能性も少ないでしょう。それでも、虚偽の申請をしているからには、何らかの理由で発覚したときは告知義務違反で、ペナルティを受ける可能性を完全に否定はできません。

記名被保険者と所有者・契約者の違い

1人暮らしで自分の車であれば、問答無用で記名被保険者は車の所有者本人です。しかし、家族が同居しており、車の所有者と記名被保険者が異なったり、自動車保険の契約者と記名被保険者が異なったりすることは良くあります。

普通は、記名被保険者=車の所有者=保険契約者なのですが、それぞれは同じである必要はなく、全てが異なる人であっても何の問題もありません。親の車に子供が主に乗るという構図は、全国のどこでもある光景で、親が所有者兼契約者として契約し、記名被保険者を子供にすることも可能です。

記名被保険者で保険料は変わる

記名被保険者が自動車保険の中心人物であることは、家族の中で記名被保険者を誰にするかによって、保険料が変わることを意味します。ゴールド免許割引のように、記名被保険者で明確に変わる保険料もありますが、うっかりしがちなのは年齢です。

自動車保険には年齢条件という補償対象を決める条件があり、車を運転する家族の中で、もっとも若い年齢がカバーされるように年齢条件を決めます。そうすると、記名被保険者が誰になっても、保険料が変わらないように思えますがそうではありません。

あまり知られていませんが、年齢条件の設定とは別に、記名被保険者年齢別料率という区分が設定されています。年齢条件が26歳以上補償で記名被保険者が個人の場合には、29歳以下、30歳~39歳、40歳~49歳、50歳~59歳、60歳~69歳、70歳以上という細かい区分で、保険料率が変わるのです(すべての保険会社が採用しているとは限りません)。

記名被保険者年齢別料率があることで、記名被保険者が家族の誰であっても保険料が変わりますし、元より記名被保険者は契約車両を主に使用する人という定義もあります。それまで主に使用していた人が変わる場合でも、等級の引き継ぎなどを上手に使って、保険料負担を減らす工夫をしましょう。

 - 保険料の知識, 自動車保険の保険料

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